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【2020年度版】高速道路をお得に走る方法【法人必見】

日本の高速道路の通行料金は、世界の高速道路の料金に比べて高すぎるとよくいわれます。

なんとか安くする方法はないのでしょうか。

ご安心ください、高速道路を格安で走行できる方法、お教えします。

高速道路を格安で利用する方法、それは『ETCコーポレートカードをつかうこと』です。

01 ETCコーポレートカードと通常のETCカードとの比較

ETC(エレクトリック・トール・コレクション・システム)のサービスがスタートしてから20年以上がたち、現在では高速道路を利用する9割以上の車両がETCカードを使用しています。

一般的にETCカードというと、いわゆる信販系のカードを思い浮かべる方が多いと思いますが、今回はその信販系のETCカードとETCコーポレートカードの割引の比較をしてみたいと思います。

分かり易いように、割引の対象となる道路を『月に55,000円分走行した場合』での比較をおこないます。

01-01 通常(信販系)のETCカードの場合

割引対象となる道路の利用累積が55,000円になると翌月に5,000円の無料還元が受けられます。

当月の割引はなく、翌月の20日前後に5,000円分の無料走行が付与されるというシステムになっています。

01-02 ETCコーポレートカードの場合

ETCコーポレートカードの割引は、走行料金によって割引率が変わってきます。

  • ・走行料金が5,000円~10,000円までの部分が10%割引(500円)

  • ・走行料金が10,000円~30,000円までの部分が20%割引(4,000円)

  • ・走行料金が30,000円を超えた部分が30%割引 (7,500円)

合計すると、12,000円もの割引となります。

しかも通常のETCカードと違い、当月の走行料金から割引されます。

ETCカードの割引は5,000円、ETCコーポレートカードの割引は12,000円ですから、その差は7,000円。

なんと倍以上です。

01-03 ETCコーポレートカードを利用するには

こんなお得なETCコーポレートカードですが、作成できるのは法人名義に限られます。

事業用の名義車両をお持ちの法人に限り、作成ができます。

ETCコーポレートカードはエヌ・ビー・シー協同組合で申し込みいただけますので、ぜひ申し込みたい、どれくらい割引になるのか聞いてみたい、くわしく話を聞いてみたいなど、なんでも結構ですのでお気軽にお問い合わせください。

02 通常のETCカードでもお得に走行

通常のETCカードも、お得に利用できる割引制度があります。

02-01 平日朝夕割引(後日還元型・ETCマイレージサービスへの事前登録が必要)

1ヶ月(1日から末日まで)のETC利用回数に応じて、料金が還元されるサービスです。

  • 割引対象車種:すべての車種

  • 割引対象日時:平日(祝日を除く) 朝6~9時、夕17~20時

  • 割引対象道路:NEXCO東日本/中日本/西日本(NEXCO3社)が管理する地方部の高速道路(東京・大阪近郊は対象外)および宮城県道路公社の仙台松島道路

※東京大阪近郊の区間は、割引の対象外になります。

1ヶ月の割引対象となる利用回数と還元率

  • 5回~9回まで:通行料金のうち最大100km相当分を約30%分還元

  • 10回以上:通行料金のうち最大100km相当分を約50%分還元

02-02 休日割引(軽自動車等・普通車・地方部限定)

土日祝日に普通車および軽自動車のETC利用車に適用されるサービスです。

  • 割引対象車種:普通車・軽自動車等(二輪車)限定

  • 割引対象日:土曜日・日曜日・祝日(終日)と、毎年1月2日、3日

  • 割引対象道路:NEXCO東日本/中日本/西日本(NEXCO3社)が管理する地方部の高速道路(東京・大阪近郊は対象外)および宮城県道路公社の仙台松島道路

  • 割引率:30%

02-03 深夜割引

深夜時間帯を走行するすべてのETC利用車に適用されます。

  • 割引対象車種:すべての車種

  • 割引対象日時:毎日0~4時

  • 割引対象道路:NEXCO東日本/中日本/西日本(NEXCO3社)が管理する全国の高速道路及び宮城県道路公社の仙台松島道路

  • ※ 京葉道路・第三京浜道路・横浜新道・横浜横須賀道路は割引の対象外です。

  • 割引率:30%割引

02-04 アクアライン割引

東京湾アクアラインは、首都圏においてETC割引のもっとも大きな恩恵が得られる道路といえるでしょう。

車種、時間帯、曜日に関わらず、ETC利用車は以下の割引を受けられます。

  通常料金 ETC車割引料金
軽自動車 2,470円 640円
普通車 3,090円 800円
中型車 3,700円 960円
大型車 5,090円 1,320円
特大車 8,490円 2,200円

※ETC時間帯割引(休日割引・深夜割引など)や障害者割引とは重複して適用されません。もっとも割引額が大きくなる本割引が優先して適用されます。

02-05 その他

首都高速: 都心流入割引、都心流入・湾岸線誘導割引、環境ロードプライシング割引等、他にもいろいろな割引が全国的に有ります。

03 なぜ日本の高速道路は高いのか

なぜ日本の高速道路料金は高いのでしょうか。

日本の高速道路は、利用者が支払う通行料金で道路建設費・管理維持費を賄っていて、建設費用をペイできた際に無料にするとしています。

これを償還方法といいます。

わたしたちの利用料金でいつか建設費用を賄うことができれば無料になるということです。

その「いつか」が2050年とされていましたが、2014年に高速道路の有料期間を2050年から2065年へと最大15年間延長する、改正道路整備特別措置法などの道路関連法が成立したことにより、無料走行できるのは早くても2065年となってしまいました。

これには日本の地理的な問題も関係します。

日本は山あり谷ありの地形で、しかも地震も頻発します。

山が高ければ迂回をしたりトンネルを掘ったりしなければなりませんし、谷を渡るには橋を作らなければなりません。

しかも耐震構造のしっかりした道路をつくろうとすれば、かなりのコストがかかります。

安全のためには補強やメンテナンスも絶えず行わなければならず、そう考えると無料になるのが先延ばしされるのも仕方のないことなのかもしれません。

04 まとめ

いつかは無料になるという触れ込みだった高速道路ですが、もろもろの事情を考えると、無料になるのはまだまだ先になりそうです。

しかし、いろいろ上手に活用すれば割引料金で利用できます。

法人の方はETCコーポレートカードの利用がお得です。

現在の走行状況をお伝えいただければどれくらい割引になるのかご案内いたしますので、ぜひお問い合わせください。