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【高速料金無料化延期】厳しい時代を乗り切るために

「高速料金無料化が延期」という衝撃的なニュースが流れたのは2023年の2月。
景気の低迷、燃料品の高騰という厳しい時代の今、当然ながら歓迎されるニュースではありませんでした。

今回は高速料金無料化延期の背景を、高速道路の歴史と共に振り返ってみましょう。

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01 高速道路の歴史

高速道路の歴史を振り返ってみましょう。

01-01 道路整備特別措置法

もともと道路は、国や地方自治体等が徴収する税金で建築・維持され、通行料金は発生しないものでした

その例外を制定したのが道路整備特別措置法で、1952年に制定された旧法を廃止して1956年に新たに制定され、その中で日本道路公団の設立と、道路の管理、建築などが制定されました。

01-02 高速道路が続々と開通

1963年、日本初の高速道路として開通した名神高速道路と東名高速道路を皮切りに、続々と高速道路が開設されました。

  • 1963年 名神高速道路・東名高速道路
  • 1971年 北海道自動車道
  • 1977年 中央自動車道
  • 1983年 中国自動車道
  • 1985年 関越自動車道
  • 1987年 東北自動車道
  • 1988年 北陸自動車道
  • 1995年 九州自動車道

01-03 都市高速道路も続々と

1956年に制定された日本道路公団法に続いて1959年には首都高速道路公団法1962年には阪神高速道路公団法1970年には本州四国連絡橋公団法が制定され、各公団による都市高速道路の建設が始まりました。

  • 1962年 首都高速道路
  • 1964年 阪神高速道路
  • 1988年 本州四国連絡高速道路

「首都高速道路の開通は1962年ということは、名神高速道路や東名高速道路開通の1964年よりも早いから、首都高速道路が日本初の高速道路じゃないの!?」との疑問が湧いてきますが、実は日本の道路は「道路法」という法律で分類されており、その中で首都高速道路は高速道路ではなく「都道府県道」に分類されているため、日本初の高速道路ではないのです。一般的には高速道路と呼ばれているだけに、ちょっと残念ですね。

02 高速料金が無料化されるはずが

高速道路は償還主義に基づいて、建設費を賄い終わった時には無料開放するとされていました。
前出の道路公団が民営化された2005年には、積み上げられた赤字約40兆円を50年かけて返済し、その後無料開放するという計画が立てられました。 しかし、2014年に無料開放の時期が15年延長されたため、無料で通行できるのは2065年になりました。

なかなか気の長い話ですが、それでも無料化へのロードマップが描かれたことは歓迎すべきことです

02-01 無料になるのは「22世紀!」

2023年2月10日、2065年の無料化を最大50年延長できるという法律の改正案が閣議決定されました。
これは、NEXCO等道路会社各社による道路の老朽化対策や修繕・補強工事、更新工事などに新たに1兆円以上の費用が必要とされるという試算に基づいており、この改正案により無料化されるのは、2115年になりそうです。

これにより、無料化はまさかの22世紀に先送りとなってしまいました。

02-02 有料には致し方ないところも

「イタチごっこだ!ずるいぞ!」と言いたいところですが、仕方ないと納得できる理由もあります。

コンクリート建築の寿命は、好条件化であれば100年、海岸など風や塩害などにさらされる場所であれば50年程度といわれています。
日本の高速道路はこれから修繕ラッシュをむかえる時期となりますので、リニューアル工事の莫大な費用を確保する必要があります。

また、山あり谷ありの日本列島を縦横無尽に走行するためには、橋やトンネルが必要になります。
特殊な地形であればあるほど修繕にかかる費用もかかりますが、過去にはそれを疎かにしたばかりに凄惨な事故が起きたこともありました

わたしたちが便利に、そして安全に高速道路を利用するためには、「22世紀での無料化」もある程度許容しなければならないのかも知れません。

02-03 【衝撃】2022年の倒産件数

ある程度の負担であれば許容もできるのですが、例えば首都高速道路の通行料金は、開通当初はなんと一律50円。
その後徐々に値上げされ、今では普通車で最大1,950円にまで上がってしまいました。

加えて感染症による景気の低迷、国際紛争による燃料費の高騰なども相まって、2022年の運送業界の倒産や廃業件数は248件と、2015年以来の240件以上となっています。
高速料金の無料化は遠のき、ガソリン代も高騰、ここに2024年問題まで加わるとなると、今後も件数は増えていく可能性があります。

網の目のように日本中に張り巡らされた物流網をささえる運送業は、わたしたちの生活にとって、欠かせない大切な業界です
どうすれば乗り切ることができるでしょうか。

03 厳しい時代を乗り切るためには

まだまだ厳しい時代が続く運送業界。
少しでも経費を削減するためには高速道路の料金と燃料費を賢く抑えるしかありません
ETCカードとガソリンカードを上手に使うことで、月々の固定経費が今よりグッと下がる可能性があります

現在の走行状況を教えていただければ、どれくらい割引できるか簡単に試算できます。 ぜひお気軽にお問合せください。
エヌー・ビー・シー協同組合は、「日本を支える運送業界」を応援しています。

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