高速道路を便利に走行するために欠かせないETCカード。
ETCカードはETC車載器に挿し込むことで利用できますが、ETC車載器はセットアップが必要です。ETC車載器を正しくセットアップすることで、適正な高速道路料金が適用され、安全かつ効率的な通行が可能となります。
本記事では「ETC車載器」および「ETC車載器セットアップ」について詳しく解説し、初めての導入や移し替えに必要な手続きの流れもお伝えします。
ETC車載器セットアップの基本
「ETC車載器セットアップ」とは、車検証に記載されている車両情報(車種、ナンバーなど)をETC車載器に登録する手続きのことです。
車載器をセットアップすることにより、車両の情報と一致した正しい高速料金が適用されます。セットアップが行われていない場合、また正しくセットアップがおこ合われていない場合、車両に合った正確な料金が適用されない可能性があるため、ETC車載器のセットアップは非常に重要です。
ETC車載器のセットアップでは、車検証に記載されている個人情報が登録されることはありません。車両情報のみの登録なので、車両を売却する時にETC車載器から情報を消去するといった必要はありません。
ETC車載器のセットアップが必要なケース
ETC車載器のセットアップが必要なケースをいくつか例を挙げてみていきましょう。
セットアップが必要なケース①車載器の新規購入
これまでETCを利用していなかった場合や、新たなモデルに変更するといった理由でETC車載器を新規購入した場合は、ETC車載器のセットアップが必要となります。
セットアップが必要なケース②購入した中古車に、もともとの車載器を搭載
中古車を購入した時にETC車載器が付いておらず、他の車両で使っていたETC車載器を載せなおす場合には、ETC車載器のセットアップが必要です。
セットアップが必要なケース③車のナンバーを変更
引っ越しなどで車のナンバーが変わった場合にも車検証の内容も変わりますので、ETC車載器のセットアップが必要となります。
ETC車載器のセットアップが必要ないケース
車両と車載器のペアが変わった場合はETC車載器のセットアップが必要となりますが、車両情報が変わらない場合はセットアップの必要が無いケースがあります。
例えばETC車載器が装備された中古車を購入した時、購入後も車両のナンバーが変わらない場合は、改めてセットアップする必要はありません。
ETC2.0セットアップとその重要性
ETC2.0セットアップでは、車両の走行経路情報が記録され、より適切な料金割引やサービスが提供されますが、2015年6月以前にセットアップした場合は再セットアップが必要です。
まとめ
いかがでしょうか。2030年には電波法の改正により従来型のETC車載器が使用できなくなります。また、新しくETC2.0を導入にする場合にもセットアップが必要です。適切なETC割引を受けられるよう、正しくセットアップを行いましょう。