みなさますでにご存知だと思いますが、東京湾アクアラインの通行料金割引が、2025年3月末まで現行の「普通車800円(ETC搭載車)」で継続されることになりました!!
01 東京湾アクアライン値下げ延長へ
2009年よりはじまった、社会実験としての東京湾アクアラインの通行料金値下げですが、大きな割引が行われた分、それだけの効果もあったようです。
千葉県は、アクアラインの割引により交通量が適用前の2.1倍に増加し、経済効果も約1155億円(※2014年4月~2016年9月)あったと発表しました。
工事を始めるにあたっての調査に約20年、実際の建設に約10年の歳月をかけた一大プロジェクトであったため、償還費として通行料金が当初は4,000円とかなりの高額設定でしたが、割引の効果をみると、経済効果でその工事費を賄っていくという考え方のほうが理にかなっているように見えます。
その割引分に関して、国と千葉県で年間約5億円ずつの負担をしているということですが、経済活動による税収増が単純な計算ではいかないとしても、やはり通行料金の割引による効果は大きく、値下げを延長する意義も大きいといえます。
02 東京湾アクアラインの割引内容
延長された東京湾アクアラインの通行料金割引ですが、具体的にどのような内容なのかあらためて見てみましょう。
02-01 割引対象車両
ETCおよびETC2.0を搭載した全車種
(軽自動車等、普通車、中型車、大型車、特大車)
02-02 割引区間
東京湾アクアライン 浮島IC~木更津金田IC
02-03 割引料金
ETC車載器(割引対象) | 現金精算(割引対象外) | |
軽自動車等 | 640円 | 2470円 |
普通車 | 800円 | 3090円 |
中型車 | 960円 | 3700円 |
大型車 | 1320円 | 5090円 |
特大車 | 2200円 | 8490円 |
02-04 割引の延長期間
令和4年(2022年)4月1日から令和7年(2025年)3月31日まで
※ 国土交通省、千葉県の予算の状況等によって、見直す場合があります。
02-05 補足事項
割引による効果は経済面だけではなく、交通量増加による渋滞の発生をも引き起こしています。
時間帯や曜日を区切って、渋滞対策としての料金変動制を導入の案も出ており、3年後の割引延長期限を迎えるまでに何か変更がある可能性もあります。
新しい情報やお知らせがありましたら、改めてご案内いたします。