高速道路を便利に利用するためには、今やなくてはならない存在のETCシステム。
ETCを安全に便利に利用するために、ETCレーン通過時に気を付けるべきポイントと、正常に通過できなかった場合の対応についてご案内します。
01 ETCレーンを安全に通過するために
ETCレーンを安全に利用するために、通過するときに注意すべきポイントをご紹介します。
01-01 ETCカードを確実に挿し込む
ETCカードは車載器に挿し込まないと使えません。
また、ETCカードには有効期限があり、期限が切れていると使えません。
有効期限と挿し込み確認は、走行前にしっかり行ないましょう。
※「お知らせアンテナ」が設置されている入口付近では、ETCカードが未挿入の場合ブザーや音声で知らせてくれます。
01-02 ETCカードで通過できるレーンへ
「ETC専用」または「ETC/一般」のレーンを利用しましょう。
01-03 十分な車間距離を
ETCレーンを通過するときは減速するため、車間距離が少ないと衝突の恐れがあります。
前後の車間距離をしっかりとるようにしましょう。
01-04 時速20km以下で進入
ETCレーンでは、車載器とETCシステムがデータのやり取りをするため、20km以下で通過するようにしましょう。
また、開閉バーが開かないなど不測のケースで前を走る車が急停車する可能性もあります。
しっかり徐行して通行しましょう。
01-05 路側表示機を確認
ETCレーン通過時は路側表示機を確認しましょう。
開閉バーが開かない時には「停車」「STOP」の表示がされます。
02 ETCレーンを正常に通過できなかった場合
しっかり気を付けていても、ETCレーンを正常に通過できないケースもあるかもしれません。
落ち着いて対応しましょう。
02-01 高速道路入口で開閉バーが開かない場合
高速道路の入口でETCの開閉バーが開かない場合は通行券が発行されます。
通行券を受け取り、出口では「ETC/一般」または「一般」のレーンを利用し、係員に通行券とETCカードをお渡しください。
02-02 高速道路出口または清算料金所の開閉バーが開かない場合
開閉バーが開かない場合は、係員がインターフォン等で対応しますので、外からの声が聞こえるよう窓を開けてお待ちください。
車を後退させたり車外を歩くなどといったことは絶対にしないでください。
開閉バーを押し開けて通過してしまった場合は、SAやPAなど安全な場所に停車し、管轄する各高速道路会社に連絡しましょう。
連絡する際には、
- ETCカード番号
- ETCカードの有効期限
- 車両番号
- 車両の特徴
これらを伝えられるよう事前に用意しておきましょう。
- NEXCO東日本お客様センター
- ナビダイヤル:0570-024-024 または:03-5308-2424
- 首都高支払いお申し出窓口
- :03-4564-4503 (平日9:00~17:00 12/29~1/3を除く)
- 首都高お客様センター
- :03-6667-5855 (土日祝終日と、平日17:00~9:00)
- NEXCO中日本お客様センター
- :0120-922-229 (通話料無料・年中無休・24時間対応)
- NEXCO西日本お客様センター
- :0120-924-863 (通話料無料・年中無休・24時間対応、または:06-6876-9031)
03 正常にETCレーンを通過できない原因
ETCレーンを正常に通過できない原因の約65%がETCカードの挿し込み不足と挿し忘れです。
慣れた道でも予想外の出来事に事故を起こさないとも限りません。
走行前にしっかり確認するようにしましょう。
そして、ETCレーンを通過できない原因の実に33%が「ETC車載器未搭載車」の誤進入となっています。
不測の事態を避けるためにも、ETC車載器の搭載をしてはいかがでしょうか。