高速道路などに設置してある速度取締装置といえば、まず頭に浮かぶのが「オービス」です。
そのオービスに「移動式」があるのはご存じですか?
移動式オービスとは?
従来の速度違反の取り締りでは、道路を跨ぐような大型のオービスを利用するものや、ネズミ捕りと呼ばれる方式がメインでした。大型のオービスはもちろん、ネズミ捕りも違反車両を止めて切符処理を行う広めのスペースが必要なので、結果的にいつも決まった場所で行われることになります。
それに対し移動式オービス(可搬式速度違反自動監視装置)は、畳1帖ほどのスペースさえあればどこにでも設置が可能なのが大きな特徴です。移動式オービスを利用することで、これまでは速度の取り締りが難しかった、
- ・生活道路や通学路
- ・渋滞を回避するための抜け道
- ・交通用の多い幹線道路
においても取り締りが可能となり、より地域住民の安全に役立つようになりました。
移動式オービスの設置場所
移動式オービスの特徴である機動性を活かして、これまでは取り締りが難しかった生活道路でも速度の取り締りが可能になりました。
また高速道路においても移動式オービスを活用することで、新たなオービスの設置に大きな予算を割くこともなく、事故発生多発ヶ所や利用者からの要望に応じた取り締りが可能になりました。
現在、多くの都道府県警は取締箇所を公表しています。取締箇所は事故が多発する箇所であったり、歩行者の多い生活道路であったりなど、特に注意して走行する箇所でもあります。事前にしっかり確認し、安全運転をお心掛けください。