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4月からトラックの最高速度は90キロに

2024年4月より、トラックの最高時速が改正されました

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トラックを対象に高速道路の速度引き上げ

今年4月より、総重量8トン以上の中型・大型トラックを対象に、高速道路上での最高速度が現行の時速80キロから90キロに緩和されました。

高速道路が開通した1963年以降、大型トラックの速度規制の変更は初めてとなります。ただしトレーラーに関しては、車体の安全性能が担保されていない事を理由に見送られました。

速度制限改正の背景

今回の速度引き上げ対象となったトラックは、2003年に車両の最高速度を時速90キロに抑えるスピードリミッター(速度抑制装置)の装着が義務化されました。そして近年は衝突被害軽減ブレーキなどの普及も進んでいます。

しかし今回の速度規制の変更は、そういった安全対策よりも2024年問題が大きく関係しています。

24年4月より、トラック運転手は時間外労働に対して年960時間の上限規制が適用されました。いわゆる2024年問題ですが、対策を講じなければ24年度に14%、30年度に34%の輸送力が不足する恐れがあるとされています。

それを受けて政府は2023年6月に24年問題の政策パッケージをまとめました。今回のトラックの最高速度引き上げは、その政策のひとつとなります。

まとめ

最高速度の緩和による物流対策がどれほどの効果があるのかはまだ分かりませんが、物流関係の方はくれぐれも安全運転にご留意ください。物流を利用する私たちも、再配達を減らす等トラック運転手の方への負担を減らすよう日頃から心掛けましょう。