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雨の高速道路を安全に運転する4つのポイント

晴れた日に比べて、雨の高速道路は何倍くらい危険かご存じですか?
首都高速、阪神高速から驚愕の数字が入ってきました。

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雨の日の事故発生率~首都高速の場合

首都高速の雨の日の事故発生率は晴れた日の約7倍だそうです。また死傷事故件数も約4倍に上るということで、首都高速では様々な事故防止対策が行われています。

可変文字情報板やラジオ・テレビに加え、上のようなポスターを用いて雨の日の事故防止を呼びかけています。
確かに、雨の日の運転は特に気を付けようという気になりますね。

雨の日の事故発生率~阪神高速の場合

阪神高速でも雨の日の事故発生率は高くなっています。直線区間では約5倍ですが、カーブでは約21倍、急カーブではなんと約95倍にも上ります。

阪神高速では、高速道路の急カーブで速度抑制用の矢印を設置し、事故防止を試みています。

雨の高速道路で心掛ける4つのポイント

首都高速や阪神高速のような都市高速道路では、車幅の狭さやカーブの多さから事故率が高くなるようですが、高速道路でも晴れの日の約3倍事故が起きやすくなっています。

これからの梅雨の時期に向けて、雨の高速道路での交通事故リスクを低減するために心掛けたい安全運転のポイント4つをご紹介します。

ポイント1:乗車前点検を綿密に

雨の日は、特に乗車前点検をしっかりしましょう。

タイヤの溝は元より、雨の日特有の確認事項として、ワイパーがしっかり動作するかどうか、窓に吹きかけるウォッシャ液が十分入っているかどうか点検しましょう。窓ガラスやミラーに撥水効果のあるスプレー等を施しておくと更に安心です。

ポイント2:速度を落とし十分な車間距離を

安全に車を制動できる速度での走行と、十分な車間距離の保持を心掛けましょう。

雨の日は、車を止めるためには晴れた日の約1.5倍の距離が必要となります。また、濡れた路面を高速で走行するだけでもハンドルをとられる場合もあります。スピードに注意しながら、前方の車から車間距離もしっかりとりましょう。
晴れの日であれば区画線(道路上の白い破線)5本以上が車間距離の目安といわれていますが、雨の日はその倍の10本以上の車間距離を心掛けましょう。

ポイント3:ライトを点灯

雨の日の走行では視界が著しく悪くなりますので、昼間でもライトを点灯し、他の車に対してしっかりアピールしましょう。お互いの存在が分かっていれば、接触事故のリスクも低くなります。

ポイント4:路面の様子に注意

雨の日は、前方にしっかり注意しつつ、路面の様子にも注意を払いましょう。

晴れた日には気にならなくても、路面のちょっとしたくぼみに水がたまり、滑りやすくなっていることがあります。また激しい雨で路面の排水が間に合わない場合、ハイドロプレーニング現象が発生しハンドル操作が効かなくなることもあります。路面の様子を確認し、状況に応じてしっかり速度を落とし、事故を防止しましょう。

まとめ

晴れた日には快適に走行できていた高速道路も、雨が降ると状況が変わります。晴れた日に比べて視野が狭くなり、ハンドル操作も不安定になり、ブレーキも利きづらくなります。周りの車の事故に巻き込まれることがあるかもしれません。

雨の日に高速道路を走行する時は、乗車前の点検をしっかり行い、走行中も周りに注意を配りながら十分な車間距離をとって、いつも以上に安全運転をお心掛けください。

【首都高ドライバーズサイト:雨の日に事故が多発しています】
【阪神高速ドライバーズサイト:雨の日は事故が21倍!?「阪神高速の達人」に聞く、安全運転の心得】