日本は「償還主義」に基づき、将来、高速料金が無料化される予定となっています。
しかし無料になるのは2115年ということで、22世紀の未来となると気の遠くなるような先の話です。
ところで、日本の高速道路の料金は世界の高速料金と比べても高いといわれているのはご存じですか?
実際どれくらい違うのか比べてみました。
01 日本の高速料金
NEXCO東日本によると、高速道路の通行料金は普通車の場合、一部の区間を除き1kmあたり24.6円に設定されているということです。実際はこれにターミナルチャージと呼ばれる150円がプラスされ、さらに消費税がかかります。
ただ、100kmを超える長距離の場合は割引が入りますので、それはうれしいポイントですね。
02 海外の高速料金
続いて海外の高速料金を見てみましょう。
国土交通省の2019年の資料(レート換算は1ユーロ=120円)を見ると、一般の乗用車におけるヨーロッパにおける料金水準は、掲載されている国別で高い順にすると以下の通りです。
- フランス 15.5円/km
- スペイン 13.4円/km
- イタリア 8.7円/km
- ポルトガル 10.2円/km
- ギリシャ 7円/km
- イギリス 一般車は原則無料(大型車のみ35.2円/km)
- ドイツ 一般車は原則無料(大型車のみ11.2円/kmから31.3円/km)
「ドイツのアウトバーンは無料」というイメージがあったので、大型車のみとはいえ有料なのには驚きました。
日本に比べると確かに安いですが、しかし近年では無料で走行できていた国も課金されるようになってきたりしていて、高速道路というサービスを維持するためにはある程度は負担が必要ということなのでしょう。
03 まとめ
他人の庭は青く見えますが、それでも月々の経費は少ないことに越したことはありません。
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大変な時代を乗り切るためにも、ぜひ上手に経費削減していきましょう。